舞台27は伝説になりました
2020年2月9日~3月1日、天王洲銀河劇場とAiiA 2.5 Theater Kobeで上演された舞台「27-7ORDER-」。
芝居をベースに、歌、ギター、ダンス、アクション、と真田くんの持つ武器が詰め込まれた、今の真田佑馬のすべてを浴びられる作品に仕上がっていた。
観れば観るほど嵌っていく、沼だらけの恐ろしいこの舞台は我々の "伝説" になった。
キャスト(登場人物)別に魅力を語りながら、その感動を伝えられたらと思う。
▼ 真田佑馬/ユウマ・カズマ役
揺るぎない私の推し。誇り。
私がどれだけ真田くんのことを好きか、真田くんがどれだけ凄いかは、私がここで改めて語るべきことでもないだろう。だから、舞台27で印象に残った場面を厳選して紹介する。
まず、冒頭は真田くんのナレーションから。イケボで舞台「7ORDER」の世界を説明してくれる。よって、このスピンオフ作品から入る観客であっても、AZ法やユウマの仲間のことについて、物語の基盤を把握できるようになっている。
幕が開くと、そこにはmemento mori、鋭い目つきのカズマがいる。そして、すぐにユウマの語りへと移行するのだが、この作品は "27年前" と "今" を描いているため、何度もカズマ⇔ユウマの転換がある。それも舞台上で。瞬時にキャラが変わる。見事である。特に凄かったのがM6『27』。歌い出しはユウマで、そのあとカズマに変わり、終盤でまたユウマに戻る。1つの曲の中で、衣装も変わらないのに、途中で明らかに別人になり、"今" と "27年前" が交錯してみえる、舞台ならではの演出のおもしろさと真田くんの技術の高さに感動した。
そして、アドリブ。日替わり(コント?)部分も含め、どんどんパワーアップしていくものだから、観るたびに進化を感じられて、また観たい!もっと観たい!と思うようになった。沼。
ドラッグに溺れるカズマも、回を重ねるごとに幻覚の演技がリアリティを深めたり、ユウマとジャニスが悪魔のCDを聴こうとしたら差し替えられていて…のくだりの、暗転前にみせるユウマの表情と言葉(口パク)も毎回違ったり、以前からずっと真田くんのこういう細かい芝居が大好きなの。ギターの弦が切れたり、ポケットからタバコをスムーズに出せなかったり、そんなハプニングもアドリブでセリフとしてひとこと追加できてしまう強さに惚れ惚れ。あと、M2やM5で手振りを入れてきたり、もう真田くんの好きなところ(シーン)はいくら話しても尽きない。
というわけで、そろそろ次へ。
▼ 定本楓馬/ショー役
ツイッターやインスタグラムで私をフォローしてくださっている方はお気づきだろうが、舞台27をきっかけに私はどっぷりと定本くんに嵌ってしまった。
いつもは真田くんロックオン型であるが故に、東京公演初日は真田くんしか目に入っておらず、正直カテコの挨拶の声くらいしか憶えていないのだが、定本くん演じるショーは物語の鍵を握る人物であり、随所にインパクトを与えていくものだから、どんどんどんどん気になる存在になっていき、東京公演が終わる頃にはショーの魅力に心を奪われていた。
彼もまた、アドリブが徐々にパワーアップしていき、ラブミュージックのシーンと最後の別れのシーンでどれだけ笑わせてもらえるかと、神戸公演のときにはそれを一番の楽しみに通うようになっていた。
ショーのファンが「子どもっぽい顔と歌声のギャップがたまんないのよね~」と言うシーンがあるが、まさにその通りで、あのかわいい顔で哀愁を漂わせながら力強い美声を放たれたら、ころっとやられるに決まっている。素晴らしかった。
▼ 財木琢磨/ヤマト役
最初のユウマとの絡みはわちゃわちゃしていてかわいいのに、終盤で繰り広げられる2人の闘いは本当につらかった。涙なしには観ることができない。それくらいにパワーがあり、熱のこもった表現に喝采。
▼ 梅津瑞樹/カート役
スコアクラブ登場シーンのサングラス姿がかっこよかった。あと、ジミヘンが「こいつ、7ORDERのユウマじゃね?最近できたチームでさ、海沿いの倉庫に集まってAZ法への反対活動してんだよ!」と言ったとき、「ほぉ…」と反応するカートのこの声に、観劇のたびに痺れた思い出。
そして、カートといえば、日替わりモノマネ。これまた当初は結構ライトだったのに、回を重ねるごとにクオリティが高まっていって、神戸公演での盛り上がりは凄かった。
▼ 北川尚弥/ブライアン役
綺麗な顔だなと思いながら観ていたところに、アフタートークでクレイジーな一面を知ったことによって、ますます魅力を感じた。
余談として、今回ランダムグッズで北川くんをたくさん引いたから、交換で北川くん推しの方々にお世話になったのだが、もれなく皆さん、北川くん大好きモードを隠し切れていなくてとてもかわいかった。そして、親切だった。感謝。
▼ 中島健/ゲンキ役
ユウマへの愛が溢れていて愛おしいキャラ。ユウマ弄りで毎回笑わせてくれてありがとう。収録に向かうユウマへ、思いを叫ぶシーンはうるっときた。
▼ 松田昇大/ジミヘン役
ダチのダチの~…のくだり、タイムリーなネタを捻じ込んで、ちょこちょこ変えてくるところがよかった。ガチャも観てみたかったな。
▼ 髙橋祐理/シド役
「それほぼ他人じゃね?!」というツッコミが大好きだった。
若くて、初舞台で、あの役を完成させるまでに苦しむこともきっと多くあったよね。でも、ステージ上のシドは立派なスコアクラブの一員で、そのパフォーマンス、特にダンスは光っていた。
▼ 前田瑞貴/タケウチ役
素敵なキャラ。"今日のタケウチ" も楽しかった。そして、何より、千秋楽カテコの涙にやられた。赤ん坊と杖に苦しんだと言っていたが、そんなことを感じさせなかった。
▼ 白石康介/ヒビキ役
memento moriのドラムス。かっこよかった。
カテコの挨拶担当回で、メメモリの抗う描写にかけて話してくれた温泉エピソードが凄くおもしろくて、一気に好感度アップ。
▼ 瓦林拓弥/ゴロウ役
memento moriのベース。プロだね。
毎公演タバコを額に押しつけられて、後半は蹴りまで入れられるようになって、ごめんね、とカズマの代わりに謝る。
ゴロウのセリフでは、「相変わらずカズマはストイックだな~」が好き。
ゴロウ、そして、ヒビキ、ショーも、カズマを支えてくれてありがとう。メメモリ大好き。
▼ 石井美絵子/ジャニス役
M4がよかった。カズマとのラブラブ度も徐々に高まっていっているように感じて、ハーモニーもどんどん美しくなっていった。ずっと聴いていたいと思った。
以上、まとまりを意識したら簡潔になりすぎて、当初の目的を果たせているのかは疑問だが、とにかく言いたいのは、舞台27は最高だということ。
これまでもさまざまな真田くんの出演作品に触れてきたが、座組全員をこんなにも好きになれたのは初めてで、真田くんを応援してきてよかったと改めて思った。
真田くん、真田くんを支えてくださったキャスト、スタッフの皆さん、幸せな時間をありがとうございました。ローーーーック!!
後記:本日はここで一旦締めますが、語りたいこと、好きなシーン等は、まだまだたくさんありますので、もしかしたら後日何らかの形で記事をアップするかもしれません。舞台27ロスを引きずったままの私を温かく見守っていただけると幸いです。