空蝉その弐

徒然と真田佑馬くん

ねまきだんし

WiNK UP 2018年2月号の『寝巻き男子』は真田くん。

目次のためだけにでも、この雑誌、買えます。

 

「昔から“悩んでない時期はない”っていうくらい、あれこれ考えちゃうところがある」という真田くん。

「一番悩みがちだったのは、『笑っていいとも!』のレギュラーをやらせてもらっていた2年間かな。毎日、刺激のある仕事をやらせてもらっている喜びと、そのいっぽうで、普通のジュニアのような活動があんまりできない…そんなジレンマがぶつかってたなぁ。」

この悩みはこれまでに何度か雑誌で話している。

ファイリングした過去の雑誌を昨晩捲っていたときにも、同様の発言をみつけた。

「オレはこのままでいいのかな…」って悩むときがある。最近大好きな舞台を見に行ってない理由もそこにあるんだよ。自分がいちばんやりたい“演技”を、目の前でイキイキとやってる人がいたら、うらやましくなるし、「自分もやりたい!」って思いが強くなりすぎちゃう。でも、オレにはいま『笑っていいとも!』っていう大事な仕事があるでしょ。それをおろそかにする気はないし、大きな仕事をもらってる身でさらに「あれありたい、これやりたい」言うのはワガママな気がして…。でも、このまま止まっていたくはないからさ。そのバランスが難しい(汗)。――duet 2013年11月号 

青年隊時代も、私はそこそこ楽しんでいた。

他のJr.たちが経験できないことを真田くんたちはやっているんだ、と優越感もあった。

ただ、その間のJr事情(誰と誰が一緒にいたとか、どんな舞台をやっていたとか、)を私はほとんど知らないということが物語っている。

当時の私は“ジャニーズJr.”の真田佑馬を応援している意識がなかったかもしれない。

 

2014年3月末日、『笑っていいとも!』放送終了とともに、真田くんたちは“いいとも青年隊”でなくなった。

その後、noon boyzとしての活動はなくなった。

Sexy Champのメンバーとしてコンサートに出られたり、すぐにジャニーズJr.らしい仕事へ戻ったわけだが、私の中では無意識のうちに柵が築きあげられていた。

2年半の間に得たスキルを感じることはあっても、真田くんが出世したとかそんな感覚は一切なかったし、むしろ遅れている感にモヤモヤしたこともあった。

何より、真田くんの一番の理解者だと思っていた野澤祐樹が隣にいないことを、呑み込むことは容易ではなかった。

 

でも、真田くんは立ち止まらなかった。

「このまま止まっていたくはない」という彼は、私にくよくよする時間を与えなかった。

次々と新たなステージに姿を現した。

そんな彼を追っていたら、今に辿り着いた。

 

寝巻き真田はこう続ける。

「最近思うんだけど、オレって周りの人に恵まれてるなってつくづく思うよ。特に思うのが、Love-tuneのメンバー。彼らと出会って、だいぶ変わったもん。」

まさに。

真田佑馬は変わった。

その変化に戸惑った時期もあるが、“Love-tune”の真田佑馬が眩しいくらいにキラキラしていることは確かだから、実際に私もそこそこ楽しく応援できているから、真田くんがLove-tuneの一員でよかったと思えている。

 

でも、もちろん過去も忘れない。

無駄な経験なんてひとつもなくて、遠まわりもあったから現状があるわけで。

「Snow Manのメンバーとも活動してた時期もあった」ことも、私は重すぎるくらい大切にしておきたい。

間違いなく、「今の自分を形成してくれた」ものだから。

 

これから先の道もきっと険しい。

応援するだけの身でも心が折れそうになることはある。

なのに、私が真田くんについて行く理由は…?

好きになるのは簡単だけど、実際に応援するのってすごく力を使うことだから、本当にありがたい。ファンの存在がオレの原動力だし、好きでいてくれる人のためにステージに立ち続けたい。そのために、これからいろんな経験を積んで、もっと大きくて魅力的な人間になっていきたいな。――duet 2018年2月号